術当日
午後一で手術だったので、飲水制限が10時。11時に点滴用の太い針(20G)が右の前腕にプスッと(´д`)これ、一発で入らなかったらなかなかに厳しい笑 普通に痛かった~
なーんていう間に手術室の看護師さん現れ、術前に医師・麻酔科の先生・手術室看護師・病棟看護師+わたしの計5人で名前やらIDやら手術する部位の確認をすることを教えてもらい、帽子をかぶっていざ手術室へ!
ベッドの上に横になると、ベッドに電気毛布がかかっていてポカポカ気持ちいい~と、点滴出来る右手だけ横に伸ばして、麻酔科の先生が麻酔準備。酸素だけのマスクを軽く口に当てられて大きく深呼吸してると「じゃあ麻酔ゆっくり入れていきますね~目が覚めたら手術終わってますからね~」の声掛けがあり。目をつぶって深呼吸しながら、“眠るんだ~眠るんだ~”、、、で寝てました。
特に夢を見るでもなく、フワッと目が覚めて「目、開きますか~?手、握れますか~?」と指示あったので指示通りに。呼吸は全然苦しくなかったけど、チューブがまだ入ってる違和感はあって「あ~外して欲しいな~」と感じた程度。ただ、術後でなにが辛かったかって、口の乾き!喉がじゃなくているただひたすらに口の中がカッピカピで(>_<)朦朧としながらも手で訴えたら、麻酔科の先生がすぐ気付いてくれて、「水はまだ飲めないけど、濡らしたガーゼ噛み噛みしてみて~どう~?」と神対応(*´Д`*)
こういう時って、すぐ気付いてくれることは勿論、その方法でどうなのか(良くなったかどうか)聞いてくれることが本当に有り難いなぁと、先生の優しさが染み渡りました。
その後は病室で、ひたすらに口の乾きとの格闘しか記憶にない笑 痛みはあったんだろうけど、とにかく乾きの改善に向けて一人黙々と(っていうか、まだお喋りする気力体力がない感じ)山盛りのガーゼを噛み噛み!術前に軽い風邪をひいてたせいもあって、完全に鼻が詰まってたから余計に口呼吸で乾くっていう、かるい悪夢、、orz
それでも段々良くなって、軽い吐き気に注射打ってもらったりしながら、あっという間夜の21時。尿カテのことなんて口の乾きに比べたら屁でもない!もう水も飲めるし座っていいしで、尿カテも抜いてもらい。点滴だけは翌朝まで残しておくことになりました。
ひゃ~人生初の全身麻酔と腹腔鏡手術。医療が進歩したこのタイミング受けられたことに感謝(*´Д`*)
思ってたよりぜーんぜん大丈夫やし!ただ、術前は潔癖症か?!っていう位にあらゆる菌やウイルスとの接触を避けておいた方がいいですな笑 口呼吸だけで全身麻酔を乗り切るのはなかなかにハードでしたわ。
主治医の先生をはじめとする、手術に関わってくださったすべての方々。本当にありがとうございましたm(_ _)m
ひとえに感謝のみ!
術前日
指定された時間に入院手続き完了。そのまま歯科口腔外科へ。手術で全身麻酔するので、術後口腔内のばい菌が入ったりしないよう、綺麗にお掃除してくれました。歯周ポケットを測るのって、歯茎になんやら違和感ブワァ~っとして(´д`)いつまでたっても慣れないですな。
お部屋に案内され、その後は主治医の先生やら麻酔科の先生やらがお見えになり、ちょっと風邪気味で鼻が詰まってるわたしに「38℃以上出たら延期しましょう。」と!
、、、気合いだ、気合いだ、気合いだ、気合いだ、気合いだ、気合いだぁぁぁぁ(*`Д´*)
で、36℃台キープ笑
そして、夜にされた浣腸が、、はぁぁorz
処置が恥ずかしいとかは全然なくて、液体が入ってる途中から「え、え、ちょっ、え、大丈夫かな、ベッドに出たりしないかな?!」っていう感覚が出て、もう肛門の筋トレ状態!トイレへ行っても、看護師さんが「今座ったら液体だけ出ちゃうから、立ったままギリギリまで我慢してね~」と(*_*)
で、耐えに耐えて解放。一旦解放したら楽になるかと思いきや、おそらく腸の奥の方のが「待って待って~今行く~♪」とのんびりやってくる、、こーいうのんびりな人、いたな~イライラさせられたな~と半泣きで待つorz
うむ、なかなかに壮絶であった。浣腸でこのダメージ笑 手術はどぅなってまうんやろか~(´д`)
両側卵管閉塞だけじゃなかった、、
不妊治療先からいただいた紹介状を引っさげ向かった先の病院。MRI造影日・手術説明日・両側卵管切除の手術日を決めて、その日は一通り術前検査を済ませて終わりました。
で、MRI造影も済ませて旦那さんと手術説明に向かったところ、「MRI造影で色々と見つかりました、」と先生。結果、子宮内膜症とチョコレート嚢胞(卵巣左右に小さめの)でした。ひゃ~、、
この時に思い出したのは、寒い時期に時々あった陣痛並みの生理痛。初めて経験したのが27歳位の時で、思わず痛すぎて親に電話して「コレって救急車、呼んだ方がいい?!あ、っつ、、(激痛で無言)」ってなってたわたしorz それだけ痛かったのに、痛みが引いたらケロッとしちゃって忘れて。その後も何回かあったから、近所の産婦人科へは相談しに行って、甘草芍薬湯っていう漢方を処方してもらい。コレが、「あ、、キタかも?!」の段階で飲むと100発100中でケロッとしちゃう!笑 うむ。漢方がよく効く体質っていうのも、長い目で見ると問題なんじゃなかろうか(>_<)
というわけで、いい歳して涙ポロポロ流しながらも「手術でより妊娠出来やすい正常な状態にしましょう!」という先生のお話を聞いてきました。手術内容に「チョコレート嚢胞摘出」が追加されました。
“困難は、それを乗り越えられる人にしか降ってこない”らしい。うむ、乗り越えてみせましょう(*`Д´*)
「子どもが欲しいな。」って思ったら【2】
「まずは検査を夫婦揃って一通り!」って私言ってましたが、ちょっと待った~その前に!
不妊検査/治療開始前に入れる保険でいいな~と思ったものがありました。妊娠急いでいない人はチラッと見てみてもいいかも?と思ったのが『ABCおかあさん保険(少額短期保険)』です。この保険、加入出来れば通常保険の効かない自然分娩に伴う入院費も保障してくれるそうです。他にもメリットデメリットは色々あるので、一度目を通してみるのもいいかと。残念ながら妊娠目的で不妊治療開始後の人は入れないので、私も諦めるしかなく(´д`)
でも、不妊治療開始後でも入れる可能性のある保険もあるんですねぇ。まだまだ調べ途中ですが、やっぱり自分で納得いくまでトコトン調べてみるのが良さそうですね。
妊活中の飲み物
妊活中の飲み物と言えば、煮出すと真っ赤なルイボスティー。ノンカフェインで子宮もフカフカにしてくれるとか言われてますよね。私はハーブティー全般が苦手→ルイボスティーは色が鮮やか過ぎてハーブティーなんじゃね?と思ってなかなか手が出ずにいましたが、いやいや、ルイボス美味しいじゃないですか!
最初は伊藤園のルイボスティーをスーパーで買いました。煮出してそのままも味や香りにくせなく美味しいですが、牛乳と蜂蜜でほんのり甘くしたホットルイボスが更に美味い、飲みやすい、落ち着く(*´Д`*)
ルイボスへの偏見から解き放たれ、カルディーの紅茶エリアをウロウロしてみたら、ライオンが紅茶飲んでるパッケージのルイボス発見。Celestialって書いてあったかな?バニラフレーバーのルイボスでした。これまた美味しかったです。他にもキャラメルフレーバーのルイボスも見つけて、伊藤園のルイボスと交互に楽しんだり牛乳の代わりに豆乳にしたり。
“夜寝る数時間前に全身ゆったりストレッチ→ルイボスティーで温まってから寝る”が習慣化されてから、睡眠の質も上がりました。朝までぐっすりなのに、目覚まし時計の時間あたりで スンっ て覚醒!毎日とまではいかないんですけど、起きれなかった時期と比べると、起きれなくて悶々としていた苦しさは確実に半減しました。ビバ、ルイボス!
妊活のおかげでこんなに美味しくて生活に好影響もたらしてくれるお茶と出逢えました。
って考えたら、、妊活も辛いことやイライラすることばかりじゃないですね笑
まさに「思考が感情をコントロールする」。日頃自分が思ったり考えていることがダークサイドでないか、もっと気を配ろうと思います。
「子どもが欲しいな。」って思ったら
年齢に関係無く「子どもが欲しいな。」と思ったら、まず自分と相手の生殖機能に問題無いか不妊外来で診てもらうのがいいと、私は強く思います。“不妊の定義”なんて正直、どぅでもいいと思います。
私の場合は36っていうなかなかな年齢だったこともあって(と思う一方で、「自分は健康体だし若く見られること多いし、避妊しなくなったらすぐ妊娠するんじゃね?」とも思っていました(*_*))、自己流タイミングも2ヶ月だけで留めました。
結果、通い始めた不妊外来で卵管に通過性障害あるらしきことが今明らかになりつつあります。卵管造影検査はして、次回レントゲン撮るので診断&治療方針が決まると思うんですが。
これが、もし自己流タイミングを2ヶ月以上とっていたらと思うと、、(゚Д゚)
受精出来る機能がそもそも無いのに、たった1ヶ月に1回のチャンスを自ら長期的に“無”にするところだったなって思います。たった2ヶ月と妊活開始したばかりの頃は思っていたけど、いえいえ、2ヶ月も!ですよ。自己流タイミングなんてとらずにさっさと不妊外来へ行っておけば良かったって僅かに反省してます。
で、不妊外来も病院やクリニックで様々だと思います。私自身、これまで病院に定期的に通院するようなことが無かったので特にそぅ感じてしまうのかもしれませんが、とにかく一つ一つの検査や診察に時間がかかります。
「必要な時期に必要な検査をする」ということは勿論無駄が無くて有り難いのですが、
“今の状態”
をトータル的に把握出来るようになるまでに、通院先によっては数ヶ月かかります。
妊娠して子どもを産むのに約40週(=約280日)。
36歳6ヶ月で妊活意識し始めても、実際に不妊外来へ行って治療方針が決まるまでに数ヶ月、治療方針に従って治療が開始しても、いつ子どもが授かれるかは全くの未知の世界。
「37歳で授かりたい」「せめてタイムリミットの40歳(現時点で旦那さんと決めている不妊治療するリミットです)までには」と思っていたって、こればっかりは神のみぞ知るです。
妊活を始めると「スマホで検索」の頻度がグッと増すんですけど、そうして妊活仲間の話を読んでいて胸がキュッとなる時があります。
それは、20代~30代前半の若い女性で「まだ若いし、子どもは出来たら出来たで。」と思っていた人が長らく自己流タイミングに任せていたところ、あれ?と思って不妊外来へ通い始めて自分や相手の生殖機能に異常があることを知ったというものです。人によっては不妊治療に何年も取り組まれている方も。
もしこの女性が最初に一通りの検査をして異常の早期発見が出来ていたら、、ってお節介36歳は感じてしまいます。
だから、思ったんです!
世の「いつまで経っても娘が/嫁が子ども作らなくてっ」と感じ且つバカ正直にそのまま口に出しているお母さまお父さま!
ダメです、そのまんまオブラートにも包まず話しては。
違うんです。
「子どもが欲しいと思ったときに、自分達だけの努力で授かれるかだけでも検査受けておいたら?」
の方が伝わるんじゃないでしょか。オブラートに包んでるんでもないか。でも、少しでも子どもが欲しいと(今すぐじゃなくても)本気で思えている娘や嫁ならば伝わることもあると思います。
私は36歳6ヶ月になるまで、周りに何を言われても子どもを授かるということに本気で向き合えていなかったので、自業自得です。
でも、周りからの“子作れアプローチ”の中に↑みたいなお話しがあったら、もしかしたら違ったかもなんて思ったり。
以上、本気になった今だからこそ思えたコトでした。